ブログを初めて1年。


1年前、同じ場所でイベント手伝いをしたことを思い出す。
来場者だけでなく、スタッフさんにもドリンクサービスして 打ち上げで怒られたっけ。

今日、あたしは思いっきり裏方。来場者も見えない事務局で集計作業。
たぶん一番楽なところだったと思う。
差し入れ食べ放題。 雑談し放題。 みんな辛そう。

・・・複雑。

けれど、一緒に集計をしていた先輩との雑談は感動的だった。

「いつもお客さんから怒られてるし、いつ取られるかびくびくしながら働いてる。

たぶん、みんなそうだよ。」

・・・びっくりした。

先輩たちはみんなお客様と仲良しで、他社に取られる心配もなく楽しく仕事してるんだと思ってた。


「あの上司がいなかったらとっくに辞めてた。あの人が辞めたら、俺も辞める。
そんな、頼れる上司を見つけたらいいよ。」

この業界、信じる上司が転職したらついていくことがよくあるけれど、
クールな先輩がそんなに上司を慕っていることに驚いた。
そして、そんなふうにいつでも頼れる上司がいない自分は危ない、と思った。


「いつか、自分の能力以上の仕事が必ず来るから。
そのとき、助けてくれる上司を見つけておかないと、なんにもできなくなっちゃうよ。」

なんでもなるべく一人でやるように、と思って生きてきた。
人を頼っちゃいけない。 迷惑はかけられない。
けど、仕事も、生きることも、迷惑掛けながらするもんなんだ。
引きずるのと引きずり回されるのは、天と地ほどの開きがある、か。
ごもっとも。
快く引きずり回されてくれる関係をどれだけ作っておけるかなのだなぁ。


2年目になってやっと見えてくるものがある。
できるかできないか、より、見えるか見えないか、の違いなんだ。

ちょっと大人になれた気がする。
先輩、ありがとうございました。 あなたは無口なスーパースターですね。

やっぱり、この会社好き。 みんな、人間らしいんだもん。